【アオハライド1巻】3年もあったら、人は十分変われる。良くも悪くも。

今さらながら、アオハライドを読破しましたよ!
 
ずっと気になっていた作品だったんです。
アニメ化もされたし、実写映画化もされていましたね。
 
ではでは。アオハライドの魅力について、ネタバレ感想を綴ります!
 

あらすじ

[aside]アオハライドとは

■著者:咲坂伊緒
■掲載:別冊マーガレット
■巻数:13巻完結 

2011年~2015年まで連載された少女漫画です。
2014年にはアニメ化・映画化もされています。
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高1の双葉には中学時代から忘れられない初恋の人、
「田中くん」がいる。
中学のとき女子に、はぶられた経験から自分を偽って日々を過ごしている。
 
「田中くん」を思わせる男子に出会うが彼はー。
 
熱く青く一生懸命にぶつかりあう高校生活グラフィティ!
 
引用:アオハライド1巻より
 
ん?グラフィティって何だ?
 
と思って調べますと
 
「落書き」っていう意味だとか。
 
1973年の映画「アメリカン・グラフィティ」から
「青春グラフィティ」って言葉が流行ったみたい。
 
青春時代の甘味なエピソードが、タイトル通り落書き(グラフィティ)のように綴られる。
 
引用:Wikipedia
 
ということは。高校生活が落書きのように綴られるってことですね!
(そういうことでOK?)
 

主人公:吉岡双葉とは?

 
吉岡双葉は高校1年生。
 
元々は大人しい性格で、男子が苦手。
だけど男子にモテていた双葉は、中2の時に女子からハブられてしまい
卒業するまで孤立した中学時代を送った。
 
そのことがキッカケで、高校ではそんな人間関係をリセットしようと
敢えてガサツに振る舞い、女子力を下げる為に大食いしたり
 
モテないように、周囲から孤立しないように、努力をしています。
 
傍からみると、自分を偽る為の努力なんです。
 
本当は可愛いものが好きだし
高校に入ってからも、すれ違う男子生徒に「吉岡って、かわいくね?」なんて言われちゃうほど
女子としてのポテンシャルは高い双葉。
 
彼女は、中学時代のトラウマが原因で
自分の気持ちに素直になるコトに臆病になってしまったんですね。
 
そんな双葉の初恋の人「田中くん」との恋模様が綴られていきます。
 

2人が惹かれ合う様が丁寧

 
中学1年生の初恋。
 
男子が嫌いなのに、田中くんだけは違う。
 
 
女の子みたいだから平気だけど
所々で「男の子らしさ」を感じちゃう。
 
引用:アオハライド1巻
 
他の男子とは違うところ。
女子の自分とは違うところ。
 
田中くんだけは、特別。
 
襟足とか、匂いとか、腕とか・・・
うんうん、分かる!
 
そういう違いに惹かれていく様が
とっても丁寧に描かれている。
 
なんかね!双葉も田中くんもめっちゃピュア!
 
引用:アオハライド1巻
 
っていうか、田中くんがめっちゃ爽やか~(´▽`*)
照れてるのがとにかく可愛い。
 
一緒にケイドロした日以来、目を合わせたり
神社の境内で2人雨宿りしたり
夏祭り行く約束したり。
 
いいよね~初恋だね~うんうん。
 

気持ちを伝えるって大人になっても難しい。

 
夏祭りの約束、結局田中くんは来ず
夏休みが明けると、なんと田中くんは転校してしまっていた!
 
なんてこったい!
 
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「きっと分かってる
 
言わなくても
 

わざわざ言わなくても」

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それを確かめることも出来ないままのお別れ。
 
こういうのを見る度、読む度、
人に気持ちを伝えるのって難しいなと思っちゃう。改めて。
 
言わなくても分かるって、大人になっても思いがちだけど(特に夫婦はね。)
でもやっぱ、伝わってなくて喧嘩になったりもする訳ですよ。(特に夫婦はね。←2回目)
 
社会人でも多々ありますな、言った言わないで揉めるコト。
 
人はエスパーじゃない。
ちゃんと言葉にしないと、伝わらないことばかりなんだよ。
 

10代の3年は、びっくりする程長いんだ。

 
月日は流れて3年後。
高校1年生になった双葉。
そこで田中くん改め、馬渕洸と再会。
 
双葉は、ガサツ女子を演じるようになっていて
洸は見た目もさることながら、何だか冷たい印象に様変わり。
 
空白の3年間で、お互いそれぞれ辛い経験をして
今がある。
 
10代の3年間って、30代の私らとは時間のスピードが明らかに違う。
しかも、人格を形成するこの思春期の出来事って
 
人の価値観や生き方を根本から変えてしまう可能性すらありますから。
 
洸が、中学時代の「田中くん」と180度違う人になってしまっていても
ムリもないことなんだろうな、と。
 
 
 
引用:アオハライド1巻
 
でも、この洸の一言で
彼もこの3年間双葉の事を忘れられなかったんだろうな~って感じた。
 
神社でのこのキラキラ☆スマイルはいいね!
あの頃と負けず劣らず、爽やかイケメン!!!
 
引用:アオハライド1巻
 
でも。もう戻れない。
 
あの頃の何も知らなかった日々には、戻れない。
 
引用:アオハライド1巻
 
でも、ちゃんと後から双葉も気付くんです。
 
「無くしてしまったのなら、また作っていけばいい」
 
戻る必要はない。
また一から作っていけばいい。
 
ただ、私が思うに
「無くしてはいない」よね、と。
 
無くしたように見えるけど
それはゼロじゃなくて、本当はイチなんだと。
 
過去があるから、今がある。
 

洸は何故、1年近くも知らんぷりしていたのか?

双葉と洸が再会したのは、高校1年生の3学期。
 
入学してからずっと、クラスは違えど同じ学校に通っていて
しかも洸の方はすぐ双葉に気付いていたんです。
 
双葉がいつ気付くのか、って待っていたご様子。
 
これはどういう心境だろうか。
 
親が離婚して、転校して、色々事情があってまた以前住んでいた所に戻ってきたら
 
入学した高校に、初恋の彼女がいる。
 
また同じ学校に通えるのって、単純に嬉しいと思うんです。
例え、その初恋の彼女が3年前とは違う雰囲気になっちゃってたにしても。
 
でも、すぐに声を掛けなかった。
双葉が気付くまで、1年近くも待っていた(試していた?)。
 
これ、この後の話を読み進めているからこそ思うのですが
「初恋とか、青春とか、そういうものがどうでも良くなってしまっていた」
 
というのが、この時の彼の心境なのかなと。
 
何かに一生懸命になっても、意味がない。
情熱を注ぐ気力が沸いてこない。
 
だからこそ自分から双葉に声をかけて、何か動かそうということは
敢えてしなかったんだろうな、と。
 
 

槙田悠里の生き方。

 
こちらも、可愛い故にハブられている女の子。
 
でも双葉と違うのは、自分に正直に生きているってこと。
 
自分を偽らず、ハブられても自分の好きなスタンスで邁進。
 
「自分を好きな自分でいたいんだ」
 
改めて自分を振り返って、こういう生き方が出来ている人って
ぶっちゃけどれくらい居るんだろう。
 
出来なくて、悩んでモヤモヤしている人は沢山いると思う。
 
13巻ぶっ通しで読みましたけど
悠里の生き方は13巻通じてブレてないなって感じました。
 
この子は、大物です。
 

双葉が向き合っていくモノ。

 
アオハライドは恋愛漫画です。(言わずもがな。)
 
でも、恋愛に向き合う前の基礎固めとして(本人にその自覚はないでしょう)
友達との関わり方から向き合っていく主人公。
 
自分を偽らないと決めて、正直な気持ちをぶつけます。
 
一人になりたくない余り、周りに合わせて自分を偽り
上辺だけの関係を取り繕っていた今までの自分に後悔して、涙を流す双葉。
 
「みっともない・・・間違いだらけで」
 
そんな双葉を洸は・・・
 
引用:アオハライド1巻
 
これ!!!
洸!!!ちょっと、なにこのイケメン!!!!(゚Д゚;)
 
サラッとこれやっちゃうとか!!
キュンとこない訳がない(゚Д゚;)
 
・・・でもさ。話を戻しますが。
 
青春時代は失敗を経験する為にあるんだと
30代になった今は思うのです、はい。
 
だから、間違ってイイ。
どんどん失敗して、かさぶた作って、前に進めばイイ。
 
そういえば、アオハライドの実写映画のキャッチコピーも
 
「青春は、いつだって間違える」
 
だったね。(観てないけど)
 
ここまでで、まだ1巻だけど
これからどんどん間違える。
 
じれったく、もどかしい程に、間違えて回り道。
 
でも、それでいいんだよ。うん。