銀魂の実写映画を観てきましたよ。
早速その感想を綴ります!
■■目次■■
実写化のニュースから、公開まで。
実写化されると知り、寝込みたくなるくらい嫌だった。
10年来の銀魂ファンの私。
専らアニメ派でしたが
将軍暗殺編以降は原作(単行本)に手を出すようになりました(^^;
銀魂実写化のニュースが飛び込んできたのは
確か、2016年の初夏だった気がする・・・(曖昧)
出張中の夫から
[voice icon=”http://69059898dbf8116e.main.jp/wp-image/rikome_otto.jpg” name=”夫” type=”r line”]銀魂実写化だってよ!![/voice]と、LINEで衝撃的な報告を受けて
[voice icon=”http://69059898dbf8116e.main.jp/wp-image/rikome_odoroki.jpg” name=”Lico” type=”l line”]え!!!マジで!?[/voice] [voice icon=”http://69059898dbf8116e.main.jp/wp-image/rikome_angry.jpg” name=”Lico” type=”l line”]も~~本気で辞めてほしい!!!![/voice]と返信した記憶があります。
だって、あの独特の世界観を実写で再現できるはずがない!
まだ公式で発表してないんだよね?
空知先生がOK出すはずがない!
誰か嘘だと言ってくれ!
お願いだから、汚さないでくれ!やめてくれ!!
・・・そんな気分でした。
きっと、世の銀魂ファンはみんな一同に同じことを考えたに違いない。
しばらく、ショックでテンション下がりっ放しな日々・・・。(いや、ホントに。)
ちょうど実写のニュースが出たころって、原作の方(単行本派)では
洛陽決戦編でいいところだったんですよ。
神楽ファミリーの過去が明かされて、神威がどうして家族を捨てることになったのか・・
とかの真っ最中。
銀魂シリアスパートが好きな人にはたまらん展開の中で、
そんな実写とか「絶対コケるやつやん!」みたいな現実を目の当たりにして
テンション下がらずにやってられますか!的な感じだったんですよ。
やれるもんなら、やってみろ、的な。←上から目線!!(゚Д゚;)
・・・この頃はね!
公式発表で、徐々に気持ちに変化が。
2016年の7月1日に、正式に公式発表されたんですよね。
Yahoo!ニュースの話題1位でした。
主演は小栗旬。
[voice icon=”http://69059898dbf8116e.main.jp/wp-image/rikome_odoroki.jpg” name=”Lico” type=”l”]あれ?小栗シュンノスケはどうすんの!?[/voice]
とか思ったのは私だけじゃないはず。
そして、監督は・・・福田雄一。
ん?福田監督?
ん?あの、勇者ヨシヒコの!?
勇者ヨシヒコは、2011年の一作目から全部観てますっ!
大好きです!
ドラクエやったことないけども!←
あの独特の間とかが超ツボでした!!
・・・で。
え、その福田監督が銀魂の映画つくるの?!
徐々にそう思ってきちゃったんです、はい。
ビジュアル公開で、高まる期待感。
2016年の12月頃に、ビジュアルが公開されてからは
だんだんとベクトルは好意的な方向へ向いていきました。
だって、クオリティ高いんだもの!
漫画の実写で成功したのは、後にも先にも「るろ剣」だけだと思っていましたが
これは同じくらいいくんじゃね?的な期待感が高まっていきました。
特に沖田総悟は前評良かったですね!
長年銀魂を見続けてきたファンとしては、この実写化の行く末も
しかと見届ける義務があるのではないか?
とさえ思えてきたのです。
っていうか、ぶっちゃけ気になるし!!
もう、銀魂を名乗る違う映画だと思って観に行こう。
原作のままを期待し過ぎずにいこう!
そんな覚悟?でした。(・∀・)
ついに映画公開。感想ネタバレ!
何だかんだ前置きが長くなりましたが
ついに観てきました、実写版銀魂!
今まで「新訳・紅桜篇」と「完結篇」も映画館まで足を運びましたけど
[voice icon=”http://69059898dbf8116e.main.jp/wp-image/rikome_bimyo.jpg” name=”Lico” type=”l”]まさか実写を観ることになるとはね〜[/voice]なんてちょっと感慨に耽りつつ、席に着いたわけですが。
結構お客さん入ってましたよ!
やっぱみんな気になるよね!
さぁ、ここからはネタバレ含みます!
OKな方だけどうぞ!
導入って、映画の印象決めるから大事よね。
某音楽番組のあのパロディー。
予告でも散々出てましたが、TBSの某有名音楽番組のあのシーンがパロディーされてました。
アニメでもやってましたけど、確かあれは過去の名シーンをランキング形式で振り返る的な内容だった気がする。
実写版では
「一体どこでどんな風に?」
と思っていたら、まさかの小栗旬の歌声披露。
更に、「ま~きのっ」というあの名セリフ(?)もギャグに仕込んできてる!
つい先日、アメトーークの「パクリたい1グランプリ」で
あばたのお兄さんが「ま~きのっ」のネタをやっていたので、妙に新鮮(笑)
銀魂もパロディーオンパレードな漫画ですけど、勇者ヨシヒコも同じパロディー満載だったから
そういう意味で、上手く相乗効果?化学変化?が出来ていて
この「実写版 銀魂」になってるな、と思えるオープニングでした。
カブトムシのあの話を、真選組紹介ネタに持ってきた。
真選組の近藤勲、土方十四郎、沖田総悟のあの濃いキャラ設定を
一度に紹介できるシーンとして、カブトムシのあの話を持ってきたのは
なるほど!と思いました。
このタイミングで、ヅラやお妙さんも出てきたけど
何となくおまけな感じだった。
ここは完全に、真選組メインのパートだったよね。
ヅラの殺陣はカッコよかったけどね!
ここであの殺陣やったから、ラストはあんな感じでまとめたのか?
ラストをあんな感じにしたかったから、ヅラの殺陣をここに持ってきたのか??
ってか、あの沖田のカブトムシ着ぐるみを再現したのが凄い!(笑)
ホントにリアルに着れるもんなのね!笑
カブトムシの回(『少年はカブト虫を通し生命の尊さを知る』)は
原作では最後銀さんがイイ事言いながら、誤って踏んじゃって・・
それを土方と近藤が松平片栗虎に報告するまでの流れが好きだったんで
実写版のしめ方は、ちょっと「アレ?」って感じでした。
ちょっと拍子抜けというか・・・
まぁこれがこの物語のメインじゃないからイイはイイんだけど。
ストーリーには関係ない、個人的感想。
どうでもいいけど、気になった事①
万事屋の家の間取り。
若干アニメと違うんです。
神楽が寝ている押入れの場所に、
銀さんが寝たりみんなで鍋やったりする和室が配置されている。
(押入れはどこへ・・・)
どこかにあったみたいですね、インスタによると。(´▽`)
そこに和室がきちゃったから、玄関入ってすぐ右手にあるトイレも
別の場所に変わってしまっている。(今回トイレシーンはなかったけど)
そういうのね、どうでもいいけど気になった。
うん、どうでもいいんだけど。
どうでもいいけど、気になった事②
近藤勲は、中村勘九郎が演じてるんですが。
私にとって
「新選組」×「中村勘九郎」=「藤堂平助」という方程式になっちゃうんです!!!
2014年の大河ドラマ「新選組!」がめーーーーーっちゃ好きな私にとって
今でも近藤勇は香取慎吾だし
土方歳三は山本耕史。
斎藤一はオダギリジョーで
山崎丞は桂吉弥で
藤堂平助が中村勘九郎(当時:勘太郎)なのです。
新選組のどんな作品を観ても、小説を読んでも、あの時の配役が全てのベースになっちゃってるから
銀魂の真選組はあの新選組じゃないと分かっていても
何となく、中村勘九郎の近藤さんだけは、ちょっと感じ方・捉え方が違っちゃう。
でもね、そうは言っても中村勘九郎の近藤勲、良かったですよ!
思い切り感がスバラシイ!(笑)
ちゃっかり歌舞伎を入れてくる感じも、また巧み。(笑)
どうでもいいけど、気になった事③
私、高杉晋助大好きなんです。
特に、アニメの子安武人の声が好きすぎる。
だから、キャスティングもめっちゃ気になっていて
堂本剛ってわかった時も「ん?大丈夫!?」って最初は思ったんですけどね。
観てみたら結構良かった!
何だろう、あの独特な…人とはちょっと角度違う堂本剛の個性みたいなのが
高杉の、世捨て人のような、何かに憑依されちゃった的な雰囲気とリンクして
いい味出していたと思うんです。
ただ、終盤までずっと気になってた。
来島また子となかなか横に並ばないなぁと。
原作でも高杉は身長低い170センチ設定だったけど
堂本剛も小柄で(寧ろ原作より低い?)、また子役の菜々緒より低い。
「おいおい、ここはいつから仮装パーティー会場になったんだ」のシーンの後には
また子が隣に居たはずなのに
実写では高杉の横に誰も居ない!
これは、敢えて菜々緒を隣りに並ばせないつもりか?!
…と、思っていたんだけど。
最後は普通に武市やまた子の間におりましたね、高杉。
何だ、深読みしすぎた。(・∀・)
気になるクオリティ。
エリザベスの着ぐるみ感・・・!
これ、劇中でも銀さん言っちゃってた。
そう、みんな思ってた。
アニメだとそうでもないけど、実写にすると途端に着ぐるみ感が半端ない!(゚Д゚;)
そういえば、福田組が多く出ている実写版銀魂で
「あれ?山田孝之出ないんだ?」って、思ってたんです。
夫とも「山田孝之、もしかしてエリザベスだったりして~(笑)」
って話していたら、ホントにそうだった!
村田兄妹のクオリティ
安田顕の村田鉄矢と、早見あかりの村田鉄子の兄妹は原作のまんまだな!って思いました。
特に、早見あかりの鉄子がね、イメージピッタリ!
今回のキャスティングの中でビジュアル一番じゃない!?って個人的には思ってます(´▽`)
銀さんが村田兄妹の営む鍛冶屋に呼ばれて話すシーンでは
原作やアニメにはない、ちょっと笑える一コマが追加されていて良かった!
そうそう、銀魂ってこういう作品だよねって思える場面。
こういう何気ないギャグシーンにも、銀魂リスペクトの心意気を感じます。
岡田似蔵はアニメそのままだった!
新井浩文の岡田似蔵は、最初のビジュアルでは
「おっさん感が足りないな」ってちょっと思ってました。
原作は結構面長だけど、新井浩文はちょっと丸顔寄りだったから。
でもね!でもね!!
一番アニメの仕草に近いのは、この人だと思いましたよ!
ビジュアルNo.1が早見あかりの村田鉄子なら
仕草No.1は新井浩文の岡田似蔵!
※個人的見解です。
声の感じとか、ニュアンスとか、セリフ回しとか、ちょっとした抑揚とか
一番忠実でアニメそのまんま!と感じてね
上手いな~、原作めっちゃ読み込んだんだろうな~
アニメもめっちゃ観たんだろうな~って、銀魂愛が伝わってきた。
公式HPのコメントにも「ずっと読んでいたので出演できて嬉しかった」ってありました。
やっぱりね!
ビジュアル再現率だけじゃなく、声が良い。
観終わった後、夫とも話していたのが
「みんな、声がアニメとそっくり!」ってこと。
上記にあげた岡田似蔵しかり。
菜々緒の「~ッス」っていう体育会系なセリフ回しがまんま、また子だった!
村田鉄矢の声の張り方とかもそうだし、土方十四郎役の柳楽優弥も、落とし気味の声のトーンとかホントにそのままって感じで良かった。
特に、主人公の銀さんが
「あれ?小栗旬と杉田智和って声質似てたんだな」ってこの映画みて気付いた。
似てるのか?似せたのか??
とにかく、耳心地が良かった。
ビジュアルだけじゃないところでも、原作・アニメファンも納得させてくれるこのクオリティ。
そういうところに、ちゃんと力入れてくれているから
挙げ足取りみたいな事をしないで、純粋に作品に入っていけると思うんです。
期待とかけ離れた仕上がりだったら、いくらストーリーが良くても、多分ネガティブな印象が勝ってしまう。
それだと残念すぎるもんね!
(定春のCGは…まぁ、あれが福田監督らしくていいかもね!汗)
美女二人の感想。
お妙さんのシーン。気になるあのセリフの行方。
負傷した銀さんをお妙さんが看病するシーン。
「私が分かりますか?」の返しをどうするのかなって気になっていた。
原作では「まな板みたいな胸した女」だけど
長澤まさみは、寧ろそれとは真逆ですから。
そしたら、なんだっけ。細かいセリフは忘れたけど(^^;
要するにダークマターを作る女、って感じのセリフに変わってました!
うん、うん、さすが。
更に、「ジャンプ読みましょうね~」が「ドラゴンボール読みましょうね~」に変わってて、ちゃんと声に出して読んだのは実写版オリジナル。
変顔するって聞いてたから期待したけど
橋本環奈以上の変顔は出ませんでした。残念!
でも、お妙さんって原作でもそこまで変顔しているイメージないから
(ゴリラ化した時は別)
まぁこれくらいが丁度いいのかも(´∀`*)
橋本環奈の演技、初めて観ましたけど。。。
橋本環奈は、もう良かったね!
色白の美人さんに青色のカラコンで、めっちゃ似合ってたし神楽を再現出来てたし
白目鼻ほじとか、振り切ったよね!
あれくらいやってくれると見た甲斐あるわ(笑)
紅桜に真選組を絡ませるには。
最初は「アニメ劇場版・紅桜編」と同じかと思いきや・・・
原作では、紅桜篇に真選組は登場しないんですよね。
劇場版になって、ちょっとだけ顔を出す、みたいに改編されていて。
だから今回の実写版はどうなるのかな?と思ったら
思った以上にガッツリ乗り込んできた!
福田監督がね、otoCotoのインタビューで言ってました。
最初から真選組は絡ませたくて。アニメ映画版の最後の最後に登場して
(沖田)総悟が「もう、終わっちまいましたねぇ」と言うだけで終わらすのは個人的には
もったいないなぁと思っていたので。
ー(中略)-
ある時フッと、近藤勲とお妙が絡めばもしや!?と思いつきまして。
そこで、近藤がストーキングすることで、物語の流れを掴むというやり方で
真選組を介入できました。もう僕の中で最高に腑に落ちた瞬間でしたね!(笑)
なるほど。
でも確かに、真選組って銀魂には欠かせない人たちで
一番最初の主人公設定だった訳だから
この「実写化」というか~なり重要な企画に於いてちょこっとしか登場させないのは
すごく勿体ない。っていうか、在り得ない。
そして、数ある銀魂の話の中で何を題材にするか、となった時
アニメでも最初の劇場版は紅桜だったくらい
銀魂を一話で語るなら打ってつけな話で、これ以外考えられないモノだから。
実写化するって聞いた時から、「あ、紅桜だろうな」って思ったくらいだし。
そういう意味では、こういう絡ませ方は「実写版」としては自然で当然な流れだったと思う。
この2つ、
「紅桜編」×「真選組」=???
という方程式が今回の映画の見どころでもあり
実写化という企画に於けるハードルの一つだったのだろうな。
(と、勝手に推測しております。)
ただ、似蔵との斬り合いは土方より沖田の方が良かったんじゃないかなーとは思いました。
剣術は沖田の方が上だし
土方はもっと別の魅せ方があった気がする。
紅桜はアニメもめっちゃオススメ!
ところで。
私が銀魂ファンになったのも、紅桜篇がキッカケです。新訳じゃない初期の方ね!
エンディングが、カッコイイの!
万事屋、桂、鬼兵隊の面々とDOESの曲がめっちゃカッコよくリンクして
よく見ると、私の大好きな幕末の英雄たちのパロディではないか!
これは見なくては!!!∑(゚Д゚)
…ってなったのが約10年前のこと。
銀魂アニメで唯一DVD買っちゃったのも
この紅桜篇です。
それまでの話も全部DVD借りて観まくりました!
ハマりすぎて何回見たか分からない。
ちなみに、銀魂の長篇にDOESの曲は欠かせないと個人的には思ってるんですが
活動休止してしまって非常に残念。
実写ならでは!な細かい描写。
新八が鬼兵隊の船に乗り込むシーン。
「そう言えば(原作では描かれていなかったけど)どうやって潜入したんだろう?」
を見事に実現!
オレオレで乗り切れる!
お婆ちゃんたちがオレオレ詐欺に引っ掛かっちゃうのが分かるわ~、っていう。
このシーンって妙にリアルだと思うんです。
原作にはないから別に入れなくてもいいのに、敢えて表現するところ。
「きっとこんな感じだったんだろうな~」って想像を膨らませられるというか、
原作で個々に勝手に楽しんでいた余白を、この実写化で再現してくれたというか。
しかもちゃんとギャグでね。
(そこからの、あの佐藤二郎とのシーンに繋がるんだから。笑笑)
それと!
神楽が鬼兵隊の船に乗り込んで、打たれて捕らえられた後
一晩にして傷が治ったところで、また子に痰を吐くシーン。
これ、実写にしたらやばくない?
鼻ほじまでは見れるけど、痰は嫌だな(-_-;)
と思っていたら
何ということでしょう!
TVチャンピオンのパロディーしながら可愛く仕上がっていた!
・・・っていうか、今時の高校生とかって、TVチャンピオン分かるんかな?(・_・;)
ホントにTVチャンピオンに出てた人を起用しているのもすごいと思った(笑)
この、大食いのシーンって
洛陽決戦編で神楽が単独鬼兵隊に乗り込むのと被りますな。
オリジナルが一番笑える。
やっぱり裏切らない、佐藤二郎。
佐藤二郎は、もう裏切らない。うん、やっぱりこの人いないと
この映画は仕上がらなかったよ!って思った程。
前半から、物語の端々で
色んな角度からのギャグをかましてきて
面白かったんです、うん。
とても面白かった。
でも、抱腹絶倒とまでじゃなかった。
「・・クスっ」って感じ。
でも、この佐藤二郎演じる武市変平太のシーンで一気に笑いのボルテージが上がった!
鉄子が回想する鉄矢と変平太との無言のやりとりには爆笑。
特に、新八との絡みはスゴイ。これは声を出して笑わずには居られなかった(゚∀゚)
館内でも、このシーンが一番笑いが起こってた気がする(笑)
っていうか、この佐藤二郎の絡みを見事に受けて立っていた新八役の菅田将暉がね、良かったの!
演技派だからこそ出来た芸当だと思う!
上手くなきゃ、絶対ムリ!
来島また子役の菜々緒もね、絶対劇中で笑ってたよ!
あのシーンでそっぽ向いたのは、絶対堪えきれなくなった笑いを隠す為だ!
絶対そう!(笑)
原作の武市変平太も好きですよ。
特に高杉のモノマネする場面は大好きすぎる(´∀`)
同窓会のヤクルコ話は名作。
佐藤二郎の武市変平太、最高でした!!
この人も忘れちゃいけない。
佐藤二郎もある意味そのまんま佐藤二郎でしたけど。
ムロツヨシもまんまムロツヨシ。
源外の爺さんに似てるポイント、あんまりなかった(笑)
ゴーグル外すまでは似てたかな(´∀`)
武市変平太と平賀源外のオリジナルシーンが
劇場で最も笑いが起こっていた場面でしたね!
ガン○ムとかナ○シカとかよくやった!(笑)
怖いもの知らず!笑
原作を知っているからこそ、期待する「余白」。
銀魂の実写映画を観ようという人たちは
基本原作ファンが多いと思われ。
物語の大概の流れは知っているんですよね。
そうなると、どこでどんなボケが入ってきて
どんな笑いが仕込まれているかも、すでに知っている。
だから、福田版のオリジナルのボケが想定外に入ってくると
めっちゃ笑ってしまう。
この映画はきっとそんな仕組みだったんじゃないかと思います。
でもその仕組みは「笑い」だけじゃない。
原作に忠実であって欲しいけどそれだけじゃ足りない。
原作にないモノを、この映画に求めていた。
そういう意味では、真選組がガッツリ介入する流れもアリだったし
源外の爺さんが登場するのもこの映画にとって奥行きを感じさせる意味でプラスだった。
武市変平太のシーンはその最たるものだと思う。
最後、高杉と銀さんがやり合うシーンはこの紅桜篇には元々なかったし
「大事なものが出来過ぎた」というセリフは、本来桂のものだった。
敢えて主人公の銀さんに言わせて高杉との対決に繋げたのは、この作品として高杉のキャラをまとめるためには必要なシーンだったんだろうなと。
このラストに賛否両論あると思いますが
原作と実写版は違う。
そういう意味でこれはこれでアリなのだと思います。
ただ最近ヅラ推しの私としては、桂のシーンが期待より少なくて残念だったんですがね(^^;
もっと、ヅラのギャグ見たかったー!
「黙れイメチェンだ」のくだりも見たかった!
あと、高杉の「剣は切る、刀匠は打つ、侍は…何だろな」の一連のくだりも是非聞きたかったなぁ。
このセリフから繋がる
「一つの目的の為に存在するものは強くしなやかで美しいんだそうだ、こいつのように」
には、鉄矢もそうだけど高杉の生き様をまとめたようなコトバだから。
そこは省いて欲しくなかったなー。
福田監督の狙いとしては
原作では語り得なかったことを言わせ行動させることで、より登場人物のキャラクター・人間性を
深めたくて。侍映画なら傷を負ってでも、そのまま乗り込むべき。
でも、そうさせなかった。
漫画では表現しきれない、生っぽい視点や描き方は、きっと空知さんが、映画かするにあたって
僕に託してくれたことなんじゃないかな?
勝手ながらそう考えていますし、そうであってほしいと思っています。
ここまで考えて映画館に足を運んでいるファンがどれくらい居るのかは分かりませんし
私もどれくらいの考えをもってこの映画を観ようと思ったのか「?」って感じではありますが。
でも、それくらい考えた人が創った作品だからこそ
人はそれを目の当たりにした時に、心が動かされて
「観て良かった」って思えるんだろうと感じました。
深く、深く、深~~~~く考えたからこその解釈や余白、行間の捉え方を
ちゃんと作品というカタチに残すからこそ
観る人に伝わって、「感動」に繋がるんだろうな。
笑えるのも、じんわりくるのも、心が動くから。
観るからには原作以上の何かを欲しいと思う。
福田監督は、そういうファンの期待をちゃんとこの作品に込めてくれたんですね。
まとめ:原作ファンこそ、実写を観たらいいと思う。
原作とは違うところを楽しむ意味でファンこそ実写版銀魂は観たほうが良いと思いました!
「もしかしたら、あの時こうだったかもしれない。」
「いやいや、これは映画だから成り立つ解釈だ」
そんな風に、考察するのも面白いと思う。
想像を膨らませて自分なりにあれこれ考えを巡らせるのも、一つの作品を深く楽しむ醍醐味だと思う。
そういう意味では、原作が好きな人ほど観て自分なりに「銀魂」について考察してみてもいいんじゃないかな!
ただ、原作知らないとこの良さは伝わらない気がするので、せめて紅桜篇だけでもアニメで予習してほしいですね!
[voice icon=”http://69059898dbf8116e.main.jp/wp-image/rikome_tehepero.jpg” name=”Lico” type=”l”]続編に期待!![/voice]今回、めっちゃクオリティの高いキャスティングで仕掛けてくれた銀魂ですから
是非続編も期待したいです!
今回のメンバーで行くならば。
真選組の「動乱編」とか(是非万斉さんを出してくれ!)観たいなぁ。
もっと真選組が活躍するところが観たい!
ミツバ編はdTVで公開中とのことで、こちらも要チェック!
でも。続編出した時に松陽先生はどうなるんだろ。
今回後姿に声は山ちゃんにしちゃってたけど
これ、どう繋がる?!
繋げる予定ないんかな??